天使の羽根と悪魔の羽根

 物語「自由と束縛」を撮影するにあたって翼(白と黒)を購入したのだが、届いてみるとチープなものだった。サイズが書いてなかった事に疑問を持たなかった自分が悪い。他の商品を探したのだが見つからず、作ってしまえばいいという事で、本物の羽根を買って作る事に…高くても計1万円で済むと思っていた。。

既製品の翼を改造して羽根を貼っていく…出来た!と思って翌日見てみるとしぼんでいる。どうやら湿気で羽根のボリューム感がなくなるらしい。そして、また羽根を買って貼る…それが5回くらい続いただろうか。気がつくと5万円を超えていた。。

ようやく9割程完成して安堵したのもつかの間。

「重くなったんだけど、どうやってつけてもらおうか…」

ここで僕の時間は停止したー

洋服を着たままも撮りたいし、背負ってる感は絶対に出しくないし…
(当時、Photoshopでの加工は絶対に嫌だった)

いくら考えても答えは見つからず、頭の良い友達に聞いても分からないという。

僕の思考回路と全く違うマリという女性に聞いてみようという事で、羽根を持って原宿で待ち合わせた。

ちなみに渋谷駅と原宿駅の間にデカい翼が売られているのを知って愕然とした。
だって、15000円とリーズナブルな上、かっこいいんだもの。

カフェで翼を見せて相談すると、数分で答えをもらった。

僕は半信半疑な事もあって、マリにつけてくれるようお願いしたのが、このテスト写真。ていうか作品に仕上がってしまったので当然、ポートレート撮影と称していいのかもしれない。モノクロ写真にしたのは、”昔に捉えた天使”を表現したかったからなのと、撮影場所の問題。

胸のつかえが一気にとれた。

そして、物語「自由と束縛」の撮影が開始したのだ。
※黒い翼の方は、上記リンクから見られる。

撮影&記事:Tatsuya

写真家 Tatsuya




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